当院の心エコーの特徴について event_note2021.02.11当院では各種超音波検査に力を入れております。甲状腺、頸動脈の他に心エコーも実施しています。当院の心エコーに関して注意事項がありますので、お読みになったうえでご予約・ご来院下さい。当院の心エコーはスクリーニング目的で実施しており、定期観察目的には向いておりません。当院での心エコーをお勧めしている方は下の様な方です ①健診で心電図異常を指摘されて、要精査もしくは要再検査となった方②医師に診察で心疾患を疑われた方➂動悸・息切れ・胸部不快感・胸痛などの心臓を疑う症状のある方④かかりつけ医より検査を勧められた方 心エコーは総合病院など比較的大きな病院や一部の循環器専門のクリニックで行われることが多い検査です。総合病院では受診・検査予約⇒検査⇒結果説明と決着がつくまでに複数回の受診や事前予約が必要で時間のかかるケースが多いです。またクリニックで行われている場合もありますが、どこでいつ行われているかはっきりわからず、なかなか検査までむずびついていません。 上記の①～④の様な方で実際に総合病院などで専門的な循環器診療を受けないといけない方はさほど多くはありません。多くの方が簡単な精査のみで経過観察となっています。当院ではそのような本来循環器受診をしなくても問題のない方を、すぐに受診可能な地域のクリニックで対応をしていくことで、患者さんの利便性を高め、また総合病院の循環器の先生方の負担を減らすことができると考え、内科・消化器科・内視鏡科でありながら心エコーを実施しております。 消化器専門の医者に心臓の事がわかるのか？という疑問があると思います。開業前は夜間救急・内科全般病棟業務もやっていたので心筋梗塞・狭心症などの診断・治療一通り経験しています。また消化器疾患には胸痛などの心臓を思わせる症状をだす疾患が比較的多いと思います。逆流性食道炎、胃潰瘍、機能性胃腸症、膵炎、胆石などのがその代表例です。消化器外来をしていると自然と心臓の疾患を診る目が養われてきます。 実際当院に受診をいただき、①心エコーのみ行い経過観察とした方、②診察のうえ非心臓疾患と判断し、外来加療を起こっている方、➂診察のうえ循環器受診が必要と判断し総合病院へ紹介させていただいた方、など様々な対応をとらせていただいており、いづれの方においても時間の節約および不安の解消に貢献できていると思います。 最後に再度注意事項を記載させてください。当院の心エコーはスクリーニング目的で実施しており、下記の方に検査をお勧めしております。①健診で心電図異常を指摘されて、要精査もしくは要再検査となった方②医師に診察で心疾患を疑われた方➂動悸・息切れ・胸部不快感・胸痛などの心臓を疑う症状のある方④かかりつけ医より検査を勧められた方 定期観察目的には向いておりませんので、心筋症・慢性心不全・弁膜症などすでに心疾患の診断ついている方の経過観察には適しておりません。そのような患者さんは経過観察ができる適切な医療機関にご紹介しております。実際当院外来で通院加療を行いつつ、半年から1年ごとの検査のみ総合病院で実施していただいている患者さんもいらっしゃいます。 Web予約も行っております。ご希望の方はこちらの「超音波検査（肝臓以外、頸動脈・甲状腺・心臓など）」の項目からご予約をお願い致します。ご予約の際はメモ欄に心臓のご希望の記載もお願い致します。
