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豊島区の胃がん検診(胃カメラ検査)をお考えの方へ
突然ですが、皆様は胃がん検診を受けていらっしゃいますでしょうか?
胃がん検診には、胃透視検査(胃バリウム検査)と胃カメラ検査(胃内視鏡検査)があります。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、ここでは胃カメラ検査について触れていきます。
胃がん検診での胃カメラ検査とは、胃を中心とした上部消化管(胃・食道・十二指腸)を口もしくは鼻から内視鏡スコープを挿入して臓器を直接観察する検査です。
胃がん・食道がん・胃ポリープ・慢性胃炎・胃潰瘍・食道炎などの消化器疾患にかかっていないか、胃・食道・十二指腸などの消化管に何か異常が起きていないかを調べることができます。
胃がん検診は対象者となる要件を満たしていれば、市区町村が費用を負担してくれるため、無料で検査を受けることができます。
何らかの症状を感じていて不安を抱えている方や、胃カメラ検査を受けたことが無い方は、検診制度を利用して胃カメラ検査を受けましょう。
当院のある豊島区では、胃がん検診の一環で胃カメラ検査を無料で受けることができます。
予約状況によっては当日・即日の健診胃カメラ検査の実施が可能です
今は日曜日も豊島区健診の胃カメラをお受けいただくことができます。
豊島区胃カメラ検診の対象者
豊島区在住で、50歳以上の方で健診年度内に偶数年齢になる方
例:
1988年6月29日生まれの方は、2022年度(2022年4月1日から2023年3月31日)に44歳になるので胃カメラ健診を受けることができます。
1989年6月29日生まれの方は、2022年度(2022年4月1日から2023年3月31日)に43歳になるので胃カメラ健診を受けることができません。
詳しくは健診のチケットをご確認ください。
対象の方は「胃部X線検査もしくは胃内視鏡検査」と記載があり、非対象の方は「胃部X線検査」と記載があります。
こちらの動画もご覧ください。
費用
無料(市区町村が負担)
病理検査(細胞をとる検査)を行った場合は、健康保険による負担が発生しますのでご注意ください。
本ページの下部に注意事項の記載がありますので、最後までお読みくださいますようお願いいたします。
下記に該当する方は、胃がん検診を受けることをおすすめします
- 胸やけがある
- 横になると胸が苦しい
- すっぱいものが上がってくる
- のどに引っ掛かった感じがつづく
- 胸のつまり感がある
- 胃が痛い
- 胃が重い
- 胃もたれ
- 食べるとすぐにお腹がいっぱいになる
- 食欲がない
- ケップがよくでる
- お腹がはる
- 貧血である
- 便が黒い
- 痩せてきている
- 体重が減ってきている
- アルコールをよく飲む
- お酒を飲むとすぐに赤くなる
- タバコを吸う
- ピロリ菌がいると言われている
- ピロリ菌を除菌した後胃カメラ検査をしていない
- 胃の手術をした後のフォロー
- 健診の胃X線検査で異常を指摘された
- 「鼻からの胃カメラはつらくないと聞いたのに、やってみたら痛かった!!」
- 「症状がつらいのに胃カメラで異常がないので精神的なものなので経過を見てくださいと言われた。」 など
当院の胃カメラで診断できる病気
食道の病気
- 逆流性食道炎
- 食道がん(早期がん含む)
- 食道ポリープ
- 食道裂孔へルニア
- 食道静脈瘤
- 好酸球性食道炎
- 食道カンジダ症(カンジダ食道炎)
- 食道粘膜下腫瘍
- 食道乳頭腫
- 食道アカラシア
- 非びらん性胃食道逆流症 など
胃・十二指腸の病気
- 急性胃炎
- 慢性胃炎
- 胃潰瘍
- ヘリコバクター・ピロリ菌感染
- 萎縮性胃炎
- 胃がん(早期がん含む)
- 胃アニサキス症
- 胃ポリープ
- 機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)
- 胃粘膜下腫瘍
- 胃の手術後のフォロー
- 十二指腸潰瘍
- 十二指腸腫瘍(がんなど) など
当院における胃がん検診制度での胃カメラ検査における注意点
豊島区胃カメラ検診に関しての注意事項をいくつか挙げさせていただきます。
この注意事項は当院における胃カメラ検診の注意事項になりますので、全施設で同じ運用を行っているわけではありませんのでご注意ください。
鎮静剤の使用について
当院では鎮静剤を使用して胃カメラ検査を受けることが可能です。
検査に不安のある方は、鎮静剤を使用しての検査をご検討下さい。
なお鎮静剤とは全身麻酔とは異なるものです。
当院では「軽い麻酔」と表現しており、少しボーっとする程度の作用になります。
眠ってしまう様な「強い麻酔」ではありませんので、ご注意ください。
当院では「強い麻酔」をご希望される場合は、豊島区健診ではなく、通常の保険診療での胃カメラ、保険適応のない場合は自費での胃カメラ検査をご検討下さい。
なお施設によっては鎮静剤を使用できない場合があります。詳しくはご利用される施設にお問い合わせください。
病理検査について
その際の病理診断費用については、保険診療下での患者様負担となりますので、予めご了承ください。
採取する部位によって3割負担で4000円~7000円程度になります。
そのため受診の際には必ず保険証を持参下さい。
ピロリ菌検査について
ピロリ菌の検査が必要と判断した場合は、
①胃カメラ+ピロリ菌検査を保険診療に切り替えて実施。(3割負担で約6000円)
②検診での胃カメラ検査後、後日受診いただき、保険診療の範囲で採血にてピロリ菌の有無を検査。
上記どちらかの方法を用いて対応させて頂きますので、ピロリ菌の検査が必要と医師が判断した場合はどちらかをお選び下さい。
ご予約の取得方法について
予約の取得方法は、
・当院HPの予約システムを利用する。(内視鏡検査・胃カメラからご予約下さい。)
・当院に電話する。(お電話口で健診での胃カメラ検査のご希望とお伝えください。)
上記2つの方法がありますので、ご希望の形でご予約をお取りください。
またご予約の際は必ずご自身の健診チケットをご確認ください。
「胃部X線検査もしくは胃内視鏡検査」と記載がない場合は健診での実施はできません。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。
検査結果について
当院では検査後に当日結果説明をさせていただいております。
病理検査が発生した場合は、後日説明を追加させていただきますので再度の来院をお願いしております。
また検診制度を用いて胃カメラ検査を受けた場合には、当院の説明とは別に市区町村から検査結果が届きます。
更に説明が必要であれば必ず当院よりご連絡をさせて頂きますので、どのような検査結果が市区町村から届いたとしても、当院からご連絡が無ければ心配には及びませんので、どうぞご安心ください。
検診チケットについて
検診のチケットには
・「胃部X線検査」
・「胃部X線検査もしくは胃内視鏡検査」
上記の2種類があります。
胃カメラ検診をお受けいただけるのは「胃部X線検査もしくは胃内視鏡検査」の記載のある方のみになります。
くれぐれもお間違えのないようにお願いいたします。
詳細についてはこちらの動画をご視聴ください。
検診のチケットがお手元にとどいていない場合は、豊島区役所地域保健課保健事業グループへお問い合わせいただきますと今年度のチケットの郵送をしていただけます。
毎年度4月からチケットの輸送がお願いできますので、早めに胃カメラ検診を実施されたい方は4月になったらチケットの問い合わせをしてみて下さい。
医療機関選びに悩まれている方へ
「胃がん検診を受けたいけど、どんなクリニックで受けるのが最適なのか分からない・・・」
「どうせ検査をうけるなら、質の高い検査を受けたい」
上記のようにお考えの方も多いのではないでしょうか。
胃カメラ検査は「誰がやっても同じ」という検査ではありません。
医師の経験や施設の設備などによって、当然ながら検査の質は変わってきます。
また健診をお受けいただける年齢の方は平日仕事をされている方も多いと思います。
当院では日曜日も胃カメラ検査の実施を行いますので、胃カメラ検診を忘れずにお受け下さい。
こちらのページで、内視鏡検査を受ける医療機関を選定する上でのポイントを解説しておりますので、検査を受けることを検討されている方はぜひご参考下さい。
当院では、胃カメラ検診(胃カメラ検査)のご予約を24時間WEBから受け付けております。
ご都合が宜しい日時で予約を取得頂き、スムーズに診察をお受け下さい。
最後に
豊島区では胃カメラ検診を受けられる方の10名に1名程度しか検診を受けていないのが実情です。
胃がん、食道がんなどの病気は早めに見つけることで直すことが可能な病気です。
胃カメラ検診を受けられる方は、是非お受け下さい。
またご家族、ご友人の方で受けていない方がいらっしゃるようであれば、是非健診をお勧めしてください。
当院以外にも豊島区内で30か所以上で健診での胃カメラ検査が受けられます。
東長崎駅前内科クリニック 院長 吉良文孝
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会認定 内視鏡専門医
日本肝臓学会認定 肝臓専門医
日本消化管学会認定 胃腸科指導医
平成15年 東京警察病院
平成23年 JCHO東京新宿メディカルセンター
平成29年 株式会社サイキンソーCMEO
平成30年 東長崎駅前内科クリニック開院