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上記の下痢症状は重大な病気が原因となっている可能性があるため、医師に相談することをお勧めします。下痢は私たちの身近な症状であるため、軽率に捉えてしまうことが多いですが、気になる点がある場合はお早めにご相談ください。
下痢とは固形状に保てない便を排泄する症状です。下痢便は性状により、水様便・泥状便・軟便などに分類することができます。
腸からの水分の分泌量が増えることで引き起こされる下痢で、細菌やウイルス感染などが要因です。
お酒の飲みすぎ・油っこい食べ物の食べすぎ・寝冷えなど日常の生活の乱れが要因となるケースが多いです。
腸内に炎症がある場合に起こる下痢です。炎症が起こっている部分から組織液が滲み出たり、腸からの水分の吸収が減ったりして、便の水分量が過剰になることが要因になります。
腸は肛門側へ食べたものを運ぶために蠕動運動を繰り返しています。この蠕動運動が活発になり過ぎると、食べたものから水分を吸収しきれずに腸を通過してしまい、下痢が起こることがあります。下痢の時は食生活を含む生活習慣の改善が必要です。
国民の1割がこの病気であるとも言われる身近な疾患です。 慢性的な下痢や腹痛などを引き起こし、検査しても異常が見られないことが特徴です。ストレスが主な原因です。 また、刺激物や消化の悪いものを取った際にも、下痢を引き起こすことがあります。 過敏性腸症候群の診断基準として有名な<ローマⅣ基準>は以下の通りです。
最近3ヶ月間、月に4日以上腹痛が繰り返し起こり、次の項目の2つ以上があること。
期間としては6ヶ月以上前から症状があり、最近3ヶ月間は上記基準をみたすこと
以上の症状がある方は過敏性腸症候群の疑いがあります。過敏性腸症候群は生活習慣の改善で症状が緩和する場合があります。
比較的若い人に発症しやすい病気です。 症状としては、血便、軽い発熱、渋り腹といったスッキリしない排便状態が続くなどがあります。 診断には大腸内視鏡検査が必要で、組織採取し潰瘍性大腸炎の所見を満たす場合、難病認定され国から治療費の補助が出ます。 この病気と診断された場合、大腸がんに繋がる恐れもあるので定期的な検診を受けましょう。
難病として厚生労働省の特定疾患に指定されている疾患で、消化管の粘膜に慢性の炎症や潰瘍を引き起こします。 潰瘍性大腸炎に非常に良く似ている疾患ですが、潰瘍性大腸炎は大腸内に炎症が起きるのに対し、クローン病は消化管全体に炎症が引き起こされるという違いがあります。そのため大腸カメラ以外に胃カメラや小腸カメラ(当院ではカプセル内視鏡)を実施することがあります。 主な症状として上げられる腹痛や下痢に加え、発熱や全身の倦怠感、体重減少などの症状が付随する場合にはすぐに医療機関を受診しましょう。 血便は頻度が比較的少ないことも特徴です。
典型的な症状として、急な便秘、便が細くなったなどが挙げられますが、中には粘液を産生することで下痢の症状を出す大腸がんもあります。 このような症状に該当する方は、出来る限り早めに大腸内視鏡検査を受診されることを推奨致します。 大腸がんは早期発見・早期治療が出来れば、予後も良好な癌疾患です。 早期発見のためにも、定期的に内視鏡検査を受けましょう。
大腸以外にも膵臓、甲状腺などの疾患で下痢を起こすことがありますので、採血でチェックを行うことがあります。
腹部エコー検査で大量が判断ができるケースがあります。 また膵臓のチェックを行うためにも腹部エコー検査を実施することがあります
肛門から高性能カメラが付いた約12㎜細い内視鏡を挿入して盲腸まで検査します。詳しくは当院の大腸カメラのページをご覧ください。
下痢は軽視されがちですが、その裏には重大な疾患が潜んでいる可能性があるため注意が必要です。 しかし、下痢の治療方法は、下痢を引き起こしている原因によって異なります。そのため、診察や内視鏡検査を通して原因を特定し、正確な治療を受ける必要があります。 脱水症状が見られる場合には、十分な水分補給を行います。 しかし、市販のスポーツドリンクやジュース類の甘味料が下痢を悪化させることもあるため注意してください。 症状が重いケースでは、外来での点滴療法や薬物療法を行い症状を緩和させます。 市販の下剤で回復する場合もありますが、症状によっては、不適切な場合があり、例えば、尿が出にくくなるなどの副作用がある場合には気を付けましょう。 また、日常生活では、おかゆなどの消化にいいものを摂取し、体を冷やさないように気を付けましょう。
当院では、下痢症状でお困りの方の、検査や治療を行っております。 下痢は原因によって治療法が異なるため、診察や内視鏡検査を通して、適切な治療を施す必要があります。 当院では24時間WEB予約を受け付けておりますので、忙しい方もWEB予約から時間を指定してご来院ください。