こんにちは。
「おなかの悩みから解放されることで人生を楽しく過ごせるお手伝いがしたい」
東長崎駅前内科クリニックメンバーの はまだ です。
晴れ間が見え始めたな~と思ったら、夏めいてきましたね。
何だか、暑くて湿度も高くて、まさしく日本の夏になりそう気がします。
今日は、その暑さにも少し関係がある、最近増えてきた、
指や足の関節が痛いと思ったら……そう、痛風についてのお話です。
そもそも、痛風ってどんな病気?
痛風は、尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節痛を伴うことが多いです。
痛風が起きる前に、血液中の尿酸の値が高い状態「高尿酸血症」という状態が続きます。
その状態が継続すると、親指の付け根などの関節が急に痛み出す、痛風発作が起きます。
尿酸ってなに?
よく耳にするプリン体。
これはDNAやRNAを構成する物質の一つです。
古い細胞が壊れたり、細胞のエネルギー代謝の際にプリン体が発生し、そこから尿酸が作られます。
う~ん。難しい話ですね……。
尿酸は体内の老廃物の一種で、体の中で分解されることはなく、尿などにとけて排出されます。
その排出がうまくバランスがとれていればいいのですが……。
長年の暴飲暴食や肥満などの生活習慣、ストレスなどの環境要因、体質などの遺伝要因等の
様々な原因で、その生成と排出のバランスが崩れたときに、血液中の尿酸が過剰となると
いわれています。
痛風発作が起きたらどうしたらいいの?
痛風発作は、急激な痛みを伴います。
1週間から10日程度経過すると自然に痛みは治まることが多いのですが、激痛ですので、
内服薬で痛みを和らげることもできます。
受診できそうであれば、まずは受診して、内服薬で痛みを和らげる。
その後に、尿酸値が不明な場合は採血などの検査をし、
結果によっては治療を開始するという流れになります。
大事なのは、治療すること
痛みが治まるので忘れがちなのですが、高尿酸血症と判断された場合には治療をすることが大切です。
そのまま治療を行わない場合は、再度発作を繰り返したり、発作の間隔が短くなったりします。
また関節痛だけでなく、関節の周囲に結節ができることもあります。
さらに腎臓への影響も出ることもあります。
大事なのは、継続治療することです。
今日は、痛風ってどんな病気? というお話でした。
ビアガーデンなど、暑いところで脱水になりやすい環境では痛風発作が起きやすいと言われています。
のど越しおいしい季節ですが、どうぞ水分補給も合わせて忘れずに、お楽しみください。
次回のスタッフブログは火曜日に更新します。
どうぞお楽しみに。