熱中症予防、湿度も大事です。 event_note2019.07.30こんにちは。「おなかの悩みから解放されることで人生を楽しく過ごせるお手伝いがしたい」東長崎駅前内科クリニックメンバーの はまだ です。 ついにきましたね。夏と言えばこの暑さ……。まるで口をパクパクさせている金魚になったような気分です……。 今日は、その暑さ、熱中症予防についてのお話。実は大事なのは湿度だよ というお話です。 暑さ指数って何?「今日は〇度まで上がるんだって~」昔は30度を超えたら夏日というような記憶がありますが、今や体温を軽く超える勢いの気温。気温は確かに上がっています……。ただ熱中症予防で大事になるのは、暑さ指数。 暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)は、人の熱バランスに大きな影響を与える 〇気温〇湿度 〇輻射熱(地面や建物・人などから出る熱) この3つを取り入れた温度の指標です。(※正確には風(気流)も関係します) この3つが指標に占める割合は……。 暑さ指数(WBGT)=気温1: 湿度7 : 輻射熱2(※詳しい参照式はこちらから:環境省熱中症予防サイト) 熱中症の危険度を示す暑さ指数では、同じ気温でも湿度の占める割合が大きいことがわかります。 湿度の占める割合が7割もあるのはなぜ?湿度の高い場所では、汗が蒸発しにくいとされています。体の中から外の空気中へ熱を放散させる能力が弱まってしまうために、熱中症の危険度が増します。 どのくらいの暑さ指数だと危険なの?過去の暑さ指数と救急搬送のデータを兼ね合わせた研究では、暑さ指数が28度を超えると危険とされています(※環境省熱中症予防情報サイトより引用)まずは、暑さ指数を知ることから始めましょう。(全国の暑さ指数はこちらから) ガイドラインによると室内であれば、気温が28度以下、湿度50~60%がよいとされています。 屋外ではどうしたらいい?〇屋外では、帽子をかぶりましょう。〇涼しい服装を心がけましょう。〇こまめに直射日光の当たらない、木陰や日陰で休みましょう。 その際、こまめに水分をとりましょう。 塩分の入った経口補水液やスポーツドリンクを薄めたものを利用しましょう。 熱中症予防には、まず知ることから。次回のスタッフブログは、木曜日に更新します。どうぞお楽しみに!