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花粉症治療の点鼻薬エリザス

花粉症治療における「エリザス点鼻薬」の効果と使用方法

花粉症とは

花粉症は、植物の花粉が原因で発症するアレルギー性疾患です。
鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状が特徴で、多くの患者にとって生活の質を大きく損なう疾患です。
日本ではスギやヒノキが代表的な原因花粉で、症状の軽減には早期の治療と適切な薬剤の使用が重要です。

エリザス点鼻薬の特徴

エリザス点鼻薬(一般名:モメタゾンフランカルボン酸エステル水和物)は、ステロイド薬(抗炎症薬)の一種であり、アレルギー性鼻炎に対して高い効果を発揮します。この薬は、鼻の粘膜に直接作用し、炎症を抑えることで花粉症の症状を緩和します。

  • 主成分の作用
    モメタゾンフランカルボン酸エステルは、鼻粘膜での炎症反応を抑え、鼻づまりや鼻水の軽減をサポートします。ステロイドでありながら、全身への吸収がほとんどないため、局所的な治療に適しています。

  • 効果の発現
    エリザス点鼻薬は、使用開始から数時間で効果を実感できる場合がありますが、最大の効果を得るには数日から1週間ほど継続使用が必要です。

使用方法と注意点

エリザス点鼻薬は、正しい使用方法を守ることで、その効果を最大限に引き出せます。

  1. 使用回数とタイミング
    通常、1日1回、両方の鼻腔にスプレーします。症状が重い場合は、医師の指示に従い1日2回の使用を検討することがあります。

  2. 使用手順

    • 鼻を軽くかみ、鼻腔内を清潔にします。
    • ボトルをよく振り、ノズルを鼻腔内に入れます。
    • 頭を軽く前に傾け、片方の鼻を押さえながらスプレーします。
    • 吸い込まず、自然に薬剤が粘膜に行き渡るようにします。
  3. 注意点

    • 長期間連続して使用する場合は、医師の指導を受けることが重要です。
    • 使用後に鼻や喉の違和感を感じることがありますが、気になる場合は医師に相談してください。

副作用と注意事項

エリザス点鼻薬は比較的安全な薬剤ですが、まれに以下のような副作用が報告されています。

  • 鼻腔内の乾燥感や刺激感
  • 鼻出血(特に粘膜が弱っている場合)
  • ごく稀に全身性のアレルギー反応

これらの副作用が現れた場合や症状が悪化した場合は、速やかに医療機関を受診してください。

エリザスのおすすめポイント

エリザス以外にも花粉症治療で使用している点鼻薬は何種類かあります。
そのなかでエリザスをお勧めする理由は粉状の点鼻薬であるため、使用による刺激が少ないことです。
液状の点鼻薬の場合に、点鼻をするたびにくしゃみ・鼻水が出てしまう患者さんが一定数いらっしゃいます。
そのような方に当院ではエリザスお勧めをしております。
特に女性の方には化粧崩れの心配が少ないため好評です。

当院では花粉症治療の長期処方も実施しております。

内服、点眼、点鼻も含め治療を実施しております。

受診希望の場合はご予約をお願い致します。

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