こんにちは。
「おなかの悩みから解放されることで人生を楽しく過ごせるお手伝いがしたい」
東長崎駅前内科クリニックメンバーの はまだ です。
昨日は風が強かったですね。
温かみのある日差しと、まだ冷たさの残る風とで、春が近づいてきているのかなぁという印象を受けます。
今日は、健診などで指摘されることの多い、脂肪肝についてのお話です。
脂肪肝って、その名の通り脂肪?
そう、脂肪肝はその名の通り、肝臓に脂肪がたまった状態のことをいいます。
肝臓の細胞の3割以上に脂肪がたまると、重度脂肪肝と診断されます。
脂肪肝の原因って何? そのまま様子を見てもいいの?
脂肪肝の原因は、メタボリックシンドロームや飲酒、運動不足が指摘されることが多いです。
糖尿病や高コレステロール血症などの生活習慣病と関係が深いといわれています。
また、以前は、そのまま保存的にみているケースが多かったのですが、
最近では、飲酒歴のない肝硬変・肝細胞癌へ発展するケースが増えており、問題視されています。
(非アルコール性脂肪性疾患:NAFLD)
腹部のエコー検査以外にも採血の検査を行い、経過を見ていくことが必要です。
また、脂肪肝と診断された方は、肝臓以外の臓器やコレステロール、血圧、血糖などに注意が必要です!
どんなことをすればよいの?
定期的なエコーや採血検査などのフォローを行うのとともに、大切なのは生活習慣の改善です。
アルコール摂取が多い方は、まずは飲酒を控えましょう。
BMIによっては、減量を勧めることもあります。
急激な減量ではなく、食事を見直し、1日40分程度の少し速足での散歩などの運動習慣をつけて、ゆっくり落としていきましょう。
1か月に2㎏程度が減量の目安です。急に頑張ると長続きしませんので、長く続けられるものを選びましょう。
(出典:産業保健新聞)
まずは、そのままにしないことが大切。
健診結果で、肝臓の再検査になった方は、お気軽にご相談くださいね。
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今日は脂肪肝のお話でした。
次回のスタッフブログは火曜日に更新します。どうぞお楽しみに♡