こんにちは!今日はあまり聞きなれない「フィブロスキャン検査」についてのお話です。
フィブロスキャン検査は、肝臓の脂肪量や硬さなどを測る検査で、主に大きな総合病院などに設置されている事が多いのですが、クリニック規模の施設では珍しく当院で導入されております。
体の表面に特殊な「プローブ」という器具を当て、そこから発せられる振動と超音波の伝わり方から肝臓の硬さや肝臓組織内の脂肪量を測ることができる検査です。
フィブロスキャン検査は痛みが全く無く、プローブからの軽い振動を感じるのみで検査が可能ですので、繰り返し安全に検査を行うことができます。
また1回の検査は1分もかからず終了するため、利便性もとても高い検査になります。
初回の方は腹部超音波検査を同時に実施させていただくことがあります。
検査対象は主に
・非アルコール脂肪性肝炎/NASH(ナッシュ)の疑いのある方
・脂肪肝があって慢性肝炎の可能性のある方
・肝硬変への進展が疑われる方
となります。
保険診療の対象となりますので、フィブロスキャン検査自体の費用は600円程度、それに追加して腹部超音波検査や採血などを必要に応じて行っていきます。
腹部超音波検査と併せて行うことが多いため、検査前6時間はお食事を抜いて頂くようお願いします。
水分に関しても1時間程度抜いて頂くのですが、どうしても喉が渇く・熱中症予防の場合はガブ飲みせず、1~2口くらいお口を湿らせる程度の飲水は結構です。
検査に関してはご予約も可能ですので、こちらからどうぞ!
脂肪肝(アルコール性脂肪肝、非アルコール性脂肪性疾患/NAFLD、非アルコール性脂肪性肝炎/NASH)
フィブロスキャン検査(脂肪肝、非アルコール性脂肪性疾患/NAFLD、非アルコール性脂肪性肝炎/NASH、肝硬変など)