痛風・高尿酸血症の食事
こんにちは!
とても寒い日が続いておりますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
先日都心でも初雪が降りましたね⛄️
さて、今回は高尿酸血症の病態についてお話します。
【尿酸とは】
尿酸とは生物の細胞に含まれるプリン体という成分が分解されてできる老廃物です。
プリン体は動物性や植物性のほぼ全ての食品に含まれており、特にレバーや干物などに多く含まれます。
通常プリン体は肝臓で尿酸に変換され尿から排泄されるため、体内の尿酸は一定量に保たれています。
しかし食べ過ぎやアルコールの過剰摂取など生活習慣の乱れによってプリン体の摂取量が増えると、尿酸を排泄し切れなくなり体内の尿酸値が上昇してしまいます。
血液中の尿酸値が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症と診断されます。
【高尿酸血症の症状】
基本的に高尿酸血症だけでは自覚症状はありません。
しかし高尿酸血症が続くと関節や腎臓などに尿酸が結晶となって溜まり、痛風発作や尿路結石、腎機能障害を起こします。
痛風発作は足の親指の付け根に発症することが多く、繰り返すと腫れや関節の変形により歩行に支障をきたします。
また食生活の乱れにより同時に肥満や高血圧、糖尿病などを合併することが多く、動脈硬化を起こしやすくなります。
食事など生活習慣の改善は尿酸値を下げると同時に生活習慣病の予防にも繋がるため非常に重要なのです。
お身体の事で気になることがある、もしかして痛風?など、ご不安なことがあれば是非ご相談下さいね!
また、当院では管理栄養士による栄養指導も行っております。
【管理栄養士による栄養指導】
・日時
月16:00
水16:00
木11:00、16:00
金16:00
土10:00、11:00
・所要時間
初回30分、2回目以降20分
・料金(保険3割負担の方)
初回780円
2回目以降 600円
・予約方法
受付や医師にお声がけ下さい
※医師の診察を受けていただき、指導の指示のある方が対象となります。