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【きらきら栄養士通信】生活習慣病 国の現状について

 

皆さんこんにちは。

 

寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

2月は全国生活習慣病予防月間だそうですよ。

せっかくなので今回は生活習慣病について一緒に学んでいきたいと思います。

 

生活習慣病とは、「動脈硬化・高血圧・悪性腫瘍・糖尿病・肺気腫や骨の退行性変化など、若い時からの生活習慣が原因で壮年期以後後発する病気の総称。」1)です。

 

糖尿病・高血圧症・脂質異常症等は、当院通院中の患者さんのなかでもなじみのある疾患名かもしれません。

 

まず今回は、全国の現状について一緒に確認していきましょう。

 

<糖尿病について>

糖尿病とは、持続的な高血糖を呈する代謝疾患です。

長期間血糖値が高い状態が続くと、神経障害・網膜症・腎疾患などのリスクにつながります。全国的には369万人(男性220万人、女性149万人)の方が罹患しています。

図1:年齢・性別 2型糖尿病患者数2)

 

<高血圧症について>

高血圧症とは、慢性的に血圧が高い状態が続く疾患です。計測した血圧が140/90mmHg以上の状態のことを指します。

血管に負担がかかる状態となり、心疾患や脳血管疾患のリスクを高めます。全国的には1503万人(男性685万人、女性818万人)の方が罹患しています。

図2:年齢・性別 高血圧症患者数2)

 

<脂質異常症について>

脂質異常症とは、血液中の中性脂肪やコレステロールの数値が異常値を呈する疾患です。動脈硬化の原因の一つで、心疾患や脳血管疾患のリスクを高めます。

全国的には401万人(男性125万人、女性276万人)の方が罹患しています。

図3:年齢・性別 脂質異常症患者数2)

 

いずれの疾患も、働き盛り世代から患者数が増えているようですね。

たとえ自覚症状がなかったとしても、徐々に体に影響を与えうる疾患です。しかし、疾患を有していても適切な治療を行いコントロールすることで、元気に過ごすことができます。

 

生活習慣病の治療のひとつに食事療法があります。しかし忙しい日々の中、自己流で頑張り続けるには難しい側面もあります。

 

当院では管理栄養士による個別の栄養指導を実施しています。個々の生活状況に合わせてご相談が可能です。無理なく痩せたい、血糖値が高いと健診で指摘されたけどどうして治療しなければいけないのかよくわからない、脂肪肝と言われたけどどうしたら良いかわからない、できれば食事療法でコントロールして薬を減らしていきたい等、みなさんひとりひとりの疑問や不安ごとに寄り添ったお話しを心がけております。

 

<管理栄養士による食事指導>

・実施日時・

 毎週木曜、金曜日

 10時,11時,16時,17時から

・所要時間・

 初回30分,二回目以降20分

・料金(保険3割負担の方の場合)・

 初回780円,2回目以降600円

・予約方法・

 受付にてお声かけください

※医師の診察を受けていただき、指導の指示のある方が対象となります

 気になる方はスタッフにご相談ください

 

次回のブログでは、当院栄養指導実施中の患者さんの生活習慣病の現状についてお伝えできればと思います。

 

1)広辞苑

2)図1~3 厚生労働省 令和2年度「患者調査」より

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