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子宮頸がんワクチン接種、始まっています!

こんにちは。ブログ担当のひろたにです。今日は子宮頚がんについてお話します。

 

突然ですが、子宮頚がんで年間何人の方が亡くなっているかご存知でしょうか?

 

国立がん研究センターによると、日本全国で1年間に約11,000人が診断されており、そのうち約3,000人の女性が死亡しており、その数は1970年以降、増加し続けています。

 

子宮頸がんと診断される女性は20代後半から急増し、40~44歳でピークを迎えることから、別名「マザーキラー」とも呼ばれています。

 

私の母も50歳で子宮頚がんで亡くなりました。当時、私はまだ15歳でした。このように、働き盛り、子育て盛りの年代がもっともかかりやすいのです。

 

しかし、このがんの大きな特徴として、「ワクチンで予防出来る」という点があります。

 

子宮頚がんの原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染がきっかけで発生することが明らかになっています。

 

HPVは性感染症のウイルスであり、男女ともに感染する可能性があります。特殊なウイルスではなく、性交渉の経験がある女性の50~80%は感染することが明らかになっています。

 

また、HPVに感染したからといって必ずしも子宮頸がんが発生するわけではありません。約90%のHPV感染者は免疫によってウイルスが自然消滅します。女性の一部においてウイルスが長期的に残り続け、細胞が異常な形に変化して「異形成」をつくり、数年から数十年かけて子宮頸がんに進行します。

 

HPVワクチンは、すでに感染してしまっている細胞には効果はありませんが、感染予防のためには、初めて性交渉する前の10代前半に接種するのが最も有効と考えられています。

 

豊島区では定期予防接種として小学校6年生から高校1年生相当の女子に毎年4月、標準接種期間にあたる中学1年生に予診票を発送しています。

 

また、キャッチアップ接種(積極的な勧奨差し控えにより定期予防接種の機会を逃した方)として平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性については、令和7年3月31日まで無料接種の対象となりました。

 

大切な未来と家族を守るために、是非接種をご検討ください。当院では事前のワクチンの取り寄せが必要となりますのでご連絡をお願い致します。

 

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