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子宮頸がんワクチン「シルガード9」について

先日は子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種についてお話しましたので、今回は当院で使用しているワクチン「シルガード9」についてのお話です。

現在日曜日の接種も実施しております。

 

【子宮頸がんワクチンとは?】

HPVワクチンとは、子宮頸がんや尖圭コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチンです。

 

ヒトパピローマウイルスは表皮などに存在するごくありふれたウイルスですが、その中でもシルガード9は9種類のヒトパピローマウイルスの感染を防ぐワクチンで、日本人の子宮頸がんの原因となるHPV型の88.2%をカバー出来ます。

 

【接種スケジュールと対象年齢について】

HPVワクチンは性交渉前の接種が推奨されています。1回目を15歳までに受けられるかどうかで接種スケジュールが変わってきます。

 

 

また、平成25年4月より任意予防接種から定期予防接種に変わった事により公費で接種可能になりました。小学校6年生から高校1年生相当の女子には毎年4月に自治体などから予診票が送られてきます。

豊島区での詳しい対応はこちら https://www.city.toshima.lg.jp/564/kenko/kenko/yobosesshu/026264.html

 

【費用は?】

上記の通り、公費で受けられる年齢の方は無料です。

それ以外で自費接種される場合は

・自費1回分 30000円
・自費3回分 80000円

となります。

 

【どのように接種するの?副反応は?】

通常、腕の筋肉に注射します。

接種後に副反応の有無を確認する為に15分~30分程度待合室で待機時間がありますのでご注意下さい。

次のような副反応が現れる場合がありますので、異常を感じたらスタッフまでお知らせください。

  • 50%以上:注射部位の疼痛
  • 10~50%未満:注射部位の腫脹・紅斑、頭痛
  • 1~10%未満:浮動性めまい、悪心、下痢、注射部位のそう痒感・内出血、発熱、疲労など
  • 1%未満:嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、注射部位の出血・血腫・硬結、倦怠感など
  • 頻度不明:感覚鈍麻、失神、四肢痛など

 

【子宮頸がん検診について】

ワクチン単体では子宮頸がんを100%予防出来るわけではありません。

ワクチンの接種と併せて、20歳を過ぎたら子宮頸がんの早期発見、早期治療のために定期的に子宮頸がん検診を受けるようにしましょう。検診の受診は婦人科でお願いします(当院は対象外です)。

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