こんにちは。
2/1から東長崎駅前内科クリニックでは、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)予防接種を開始します。
子宮頸がんとは?なぜワクチン接種が必要なのかをお伝えしようかと思います。
また、当院で取り扱う9価HPVワクチン(シルガード9)の内容についても合わせてお知らせしたいと思います✨
Q.子宮頸がんってどんな病気?
子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんのこと。主にウイルスの感染が原因です。初期には症状がほとんどないため、自覚症状が現れることなく進行していくという特徴があります
Q.子宮頸がんの原因ってなに?
子宮頸がんのほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。HPVは主に性交渉によって感染し、女性の子宮頸がんだけでなく、男性でもかかる病気の原因にもなります
Q.子宮頸がんの予防方法は?
子宮頸がんには2つの予防方法があります。
①HPVワクチンの接種
子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐ予防接種です。
HPVワクチンは、その種類や接種時の年齢により、2回もしくは3階の接種が必要です。以下の対象者当院で取り扱うワクチンは
★組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(商品名:シルガード®9)
2023年4月から、9価HPVワクチン(シルガード9)も定期接種の対象として、公費で受けられるようになりました。
②子宮頸がん検診
初期の症状が出にくく、自分では気づきにくい症状です。そのため定期的な検診を受けることで、早期発見、早期治療に繋がります。
HPVワクチンを接種していても、20歳を過ぎたら2年に1度、検診を受けることが推奨されています。
【定期予防接種対象年齢💉】
■小学校6年生から高校1年生相当の女の子
2023年に小学校6年生~高校1年生相当の女の子
(2007年4月2日~2012年4月1日生まれ)
■平成9年度~平成18年度生まれまで(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性
(1997年4月2日~2007年4月1日生まれ)
かつ、過去にHPVワクチンの合計3回の接種を完了していない方
上記の方については、2025年3月31日まで無料接種の対象となりました。
【接種方法】
豊島区から届く予診票が必要になります
予診票をお持ちでないかたは、池袋保健所保健予防課または長崎健康相談所、池袋保健所出張窓口(区役所4階)でお渡しできます。
接種記録を確認してから交付いたしますので、母子手帳を持っていずれかの窓口にお越しください。
また、ワクチン在庫を取り寄せる必要があるため、事前のご連絡をお願いします。
【接種回数】
全2~3回
原則として、同じ種類のワクチンを接種することが推奨されています。
※15歳未満で1回目を9価ワクチンで接種する場合のみ、全2回での接種が可能となります。
【接種間隔】
- シルガード9
1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合、少なくとも5か月以上あけて2回接種します(合計2回で完了)。
1回目の接種を15歳になってから受ける場合、1か月以上の間隔をあけて2回接種し、2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて3回目の接種を受けます(合計3回で完了)
【接種後の主な副反応】
症状としては
①感覚異常(様々な場所の痛み、感覚が鈍い、しびれる、光に対する過敏)
➁運動障害(脱力、歩行困難、不随運動)
③自律神経障害(倦怠感、めまい、嘔気、睡眠障害、月経障害)
④認知機能障害(記憶障害、学習意欲の低下、計算障害、集中力の低下)
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接種後は15~30分待機していただき、副反応の有無を観察します。
【費用】
■豊島区助成の方は無料
■自費1回30000円
3回 80000円