肝嚢胞とは event_note2023.06.08● 肝嚢胞とは 肝嚢胞は、肝臓内に液体を含んだ袋状の構造ができる状態を指します。 肝嚢胞は通常、無症状で自覚症状がないことが多いですが、大きさが増すと肝臓を圧迫し、痛みや不快感を引き起こすことがあります。 肝嚢胞は多くの場合、先天性であり、後天的に獲得されることはまれと考えられています。● 肝嚢胞の症状 肝嚢胞自体が小さい場合、特に症状は現れません。 しかし、嚢胞が大きくなると右上腹部の不快感や痛みを引き起こすことがあります。 特に食後に重たい感じがしたり、腹部全体が膨らんで見える場合、医師の診察が必要となります。 また、まれではございますが、肝嚢胞が破裂や出血すると激しい腹痛を伴うことがあります。● 肝嚢胞の原因 肝嚢胞の具体的な原因はまだ完全には明らかになっていませんが、遺伝的な要素が関与していると考えられています。 肝嚢胞は通常、出生時に存在し、年齢とともに大きさが増すことが多いです。 稀に、肝臓の感染症や怪我が原因で後天的に肝嚢胞が形成されることもあると言われています。● 肝嚢胞の検査 肝嚢胞は、超音波検査やCTスキャンなどの画像診断で検出されます。 超音波検査やCTスキャンによって、嚢胞の位置やサイズを正確に特定することが可能となります。【肝臓の詳しい情報はこちら】 【当院の超音波検査】● 肝嚢胞の治療 肝嚢胞が小さく、症状を引き起こしていない場合には、早急な治療は必要ありません。しかし、嚢胞が大きくなり症状を引き起こす場合は、手術が必要となることがあります。 そのため、まずは超音波検査(腹部エコー検査)などで、ご自身のお身体の状態を診断する必要があります。些細なことでもお気軽に当院までご相談ください。 【診察予約はこちら】