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アニサキスにご注意を!

9月になりまして、そろそろ夏の暑さも落ち着いてきています

食欲の秋が近づいてきていますが、昨今の食料品の値上がりもあるので考えないといけないですね

とはいえ、秋の味覚は秋に食べるのが一番おいしいです😋

旬のものを楽しみましょう!

 

ところで、最近twitterで話題になっていた『いくらのアニサキス』

動画は600万回再生されていて、かなり注目を受けていました

検索で『いくら』『アニサキス』と入力するとニュース記事も出てきますので探してみるといいかもしれません

個人的にもこの動画は衝撃でした…

今回はそのアニサキスの話です

アニサキスの一般的なイメージとしてはサバ、アジ、サンマ、イカなどですね

分類としては寄生虫にあたりますので、学生時代に寄生虫学を学んでいた自分としては一般の人よりはすこし身近な存在です

ちなみに、寄生虫学の実習でアニサキスを探す授業がありまして、その時はタラを捌いて見つけておりました

ちなみに、実習に使ったタラはみんなでタラ鍋にしておいしくいただいた記憶があります🍲

 

お話を戻します!😅

アニサキスは基本的には内臓に寄生するので、新鮮な場合は内臓除去で処理できます

しかしながら、宿主(今回の場合はおさかな)が死んだあとは筋肉に移動します

おさかなの場合は身の部分

つまり、お刺身として食べるところですね

それを気づかずに食べてしまうとアニサキスに感染します

アニサキスを生きたまま摂取してしまうと、だいたいは胃壁に頭を食い込ませてアニサキス症として痛みなどが発症します

アニサキス症に関しては、アレルギー反応なので同じものを食べても発症する人といない人がいるようです

 

そのあたりは当院twitterアカウントの豆知識としてご紹介もさせていただきました

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アニサキス症の代表は胃アニサキス症ですが、実は腸アニサキス症というものもあります

だいたいは腸管に到達する前にアニサキスちゃんは死んでしまうのですが、ごく稀にアニサキスが生きたまま小腸・大腸に到達することがあり、その場合、腸壁に食いついて発症します

これは腸アニサキス症といわれますが、腸管は胃壁よりも薄いので最悪の場合は穿孔(腸に穴が開く)することがあります

その場合は入院による加療も必要になりますので、案外侮れない病気ですね💦

 

秋はサンマがおいしい時期です🐟

つまりはアニサキス症も増えそうな時期ですね

サンマも冷凍モノは大丈夫ですが、生サンマを刺身として食べる時は注意が必要です

 

アニサキスの対処法

・目視による除去

・冷凍処理(-20℃ 24時間)

・70℃以上 もしくは60℃ 1分間加熱

 

厚生労働省のリンク

アニサキスによる食中毒を予防しましょう (mhlw.go.jp)

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