下剤について、一番気になるのは…? event_note2022.04.12こんにちは。すっかり暖かくなりましたね! 春は新学期や就職などで、健康診断を受けられる方も多くいらっしゃると思います。成績表のような結果に、片目をつむりたくなったり…でも、健康診断は大事な指針です!この機会に「後で」と思っていた部分に目を向けてみて、検査などご検討されてみてはいかがでしょうか? 院内で患者さまに検査のお話を伺っていると、「大腸カメラ」にちょっと抵抗がある…というご意見を度々聞く事があります。その中でも特にどんな点に不安があるかと伺うと、その一つに「下剤がまずそう」というものがありました。 大腸カメラを受ける前には、下剤を内服して腸の中を空っぽにしていただく必要があります。そのため、下剤を平均1.5~1.8L程飲んで頂く必要があります。純粋な水分と考えても、結構多いですよね(;^ω^) お身体の状態や下剤の飲用条件によって分けられますが、当院では主にモビプレップとマグコロール散の2つの下剤を使用しております。 (状況によってはその他の下剤を使用することもmあります。) 色々な下剤がありますが、当院では前処置の確実性と安全性からこの二つをメインで使用しております。では、気になるそれぞれのお味は…? ※モビプレップ🄬(主に院内で滞在して服用頂く時に使用しています):梅ジュースのような味。ちょっと懐かしい梅ガムの味に似ているなと思います。甘さはしっかりついているタイプです。 洗浄力がしっかりあり、且つ量が少なくても綺麗になるのがメリットです。 内服の量は排便状況で判断する必要があり、きちんと正しく排便状況の確認ができない場合は、前処置不良になる事があります。 また高齢者など脱水になる可能性があるために、飲み方をやや煩雑な方法でにお願いしています。 そのような理由で、当院では院内で下剤を使用するときにはこちらを使用しています。メーカーのホームぺージにも飲み方の動画があるので参考にしてみてください。 ※マグコロール酸(主にご自宅で服用して頂くときに使用しています): 若干薄めのスポーツドリンクの味。甘さは控え目です。昔からある下剤です。 洗浄力もしっかりあり、飲み方も単純ですので間違いが少ないです。 量の調整が原則不能なので、1.8L内服をしないといけません。比較的単純のため、自宅での内服の際に使用をしています。 あとその他にニフレック、ピコプレップ、ビジクリア、サルプレップなどの下剤もあります。当院では上記以外にはニフレックを使用することがあります。下剤も日々進化しており、一昔前に比べるとだいぶ飲みやすくなっているようです。 冷蔵庫で冷やしたりストローを使って飲む、合間にお水やお茶、お腹に残らないキャンディーなどでお口直しされてみても飲みやすいかもしれません。 現在、YouTubeで下剤の味見動画も作成中ですのでお楽しみに!YouTubeではご自宅での下剤内服方法についても公開中です。https://youtu.be/WPGDi0v64Kwぜひこちらも参考になさって下さいね。 おかげ様で当院で大腸カメラを受けてみて、「思ったより楽にできた!」とのお声を頂くことが増えてきたように思います。もし、健康診断の結果をみて検査を受けた方が良いのか迷った時はぜひ当院へご相談ください!スタッフ一同、お待ちしております。