大腸カメラ 下剤を飲む場所 違い何? event_note2019.05.20こんにちは。「おなかの悩みから解放されることで人生を楽しく過ごせるお手伝いがしたい」東長崎駅前内科クリニックメンバーの はまだ です。 昨日は、院長・クリニックのメンバーとともに研修に参加しました。外部講師の方からの、新たな視点での学びを得られる機会をいただけるのは、とっても貴重!「学ぶ」は「真似ぶ」から始まるとよく言われますが、講師の方のお話や研修に来られていた方のお話からの気づきがたくさんありました。またメンバーだけではなく院長とも一緒の空間で学ぶことで後での共有が非常にしやすいので今後の行動のスピ―ド感が違います!!改めて、こんな機会を頂けてありがたいなと思うとともに、気づくだけでなく、それをどうしていくかという行動にしていかないとなと気持ちがしゃきっとするような機会でした。 さて、今日は先週の続き。大腸カメラって実際のところどうなの?②です。 大腸カメラの前処置として必要な下剤。当院では院内もしくは、ご自宅のどちらかで下剤を飲んで頂きます。下剤を飲む場所によって、どういう違いがあるの? というお話です。 まず、ご自宅で下剤を飲んで頂く場合には、クリニックからご自宅までの距離(来院所要時間)を考慮する必要があります。簡単に言うと、途中でトイレに行きたくなっても駅などでトイレに行けば、電車の中は困らない程度の所要時間の方にご提案をしています。ご年齢やもともとの体質・体調などによって個人差はありますので、予約の際にご相談いただければと思います。移動に問題のない方で大体40-50分位を限界とさせていただいております。 院内・ご自宅で下剤を飲む場合のそれぞれのメリット・デメリットそれぞれのメリット・デメリットをまとめた表です。 院内で下剤を飲む場合は、自宅で飲む場合の懸念点の、便意を考慮しなくてよいというメリットがあります。また医師・看護師がいる環境ですので、状態によって下剤の追加や処置を行えるというメリットも。腹痛や嘔気などによる体調変化にも対応しやすいという点もあります。 デメリットとしては、朝10時頃から下剤を内服していただき、14時/14時半頃の検査になるため院内の滞在時間が長いということが挙げられます。また、同日に他の検査予定の方がいらっしゃる場合もあります。(同性となるように配慮させていただいております) ご自宅でのメリットは、朝6時からの早朝の内服ですと、午前中に検査終了も可能なことがあります。(※排便状況によっては、午後にずれ込む可能性もあります) またご自宅ですので、トイレを含め慣れたリラックスした環境で飲んで頂けます。前処置が終わった段階で来院していただき、検査にご案内しますので、院内の滞在時間が短くなります。 デメリットは、来院されるまでの便意が生じる可能性があること。そして、腹痛や嘔気などの急な体調変化に対応しにくいということが挙げられます。また排便状況によっては、午前中の検査が難しい場合もあります。 当院から比較的近く、下剤を飲むイメージがついていらっしゃる方や内服経験がある方は、ご自宅での内服を選ばれることが多いように思います。状況に応じた選択ができ、少しでも不安が軽減して検査が受けられるように、ご提案いたします。どうぞ、お気軽にご相談くださいね。 今日は、下剤を飲む場所によって、どういう違いがあるの? というお話でした。次回のスタッフブログは、水曜日に更新します。どうぞお楽しみに。