胃がんについて~症状はまったく考慮しなくてもよいのか~ event_note2022.03.01バレーボールの日本代表として活躍している藤井直伸選手が、ステージ4の胃がんと診断されたことを公表されました。胃がんに関してのブログ第3弾です。 前々回のブログにて、胃がん特有の症状と言うものはないと書かせていただきました。また症状を聞いて胃がんかどうかを予想することをあまりないとも書きました。実際症状は全く無関係なのでしょうか? 結論から申し上げますと、症状と完全に無関係ではありません。ただ早期発見、早期治療という面で考えたときには、あまり参考にならないという事です。 食欲低下、体重減少、血液を吐いた(吐血)、腹痛などを契機に発見されることはありますが、胃がんからこれらの症状が出ている場合は、進行をしてしまっていることが多いです。また食欲低下、体重減少、腹痛などは胃以外でも起こりうる症状ですので、検査の結果、大腸癌・膵臓癌・肝臓がんなどが見つけるケ-スもあります。いづれの場合も進行していることが多いです。 癌などの悪性の疾患は症状が出たときには進行をしているケースが多いので、やはり危険な症状が出る前の早期発見が重要になります。 症状の中には危険な症状、そんなに危険ではない症状があります。危険な症状:持続する体重減少、食事がとれない、血を吐いた、黒色便、眠れないほどの腹痛などなど症状が認められる場合にはご自身で判断をせずに、落ち着いて専門医を受診してください。当院では胃がんの胃癌発見のために胃カメラ検査を積極的に行っています。ホームページからの検査予約も可能です。過去に胃カメラ検査で辛い思いをされた方も当院では問題なくお受けいただいております。全身麻酔での検査も可能ですし、妊活中・授乳中の方の場合は局所麻酔のみでの検査も可能です。症状がある方でご不安に思われる方は是非一度ご相談ください。詳しくはこちらからご覧ください。