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【きらきら栄養士通信】あなたは大丈夫?高血圧症のお話

日に日に春の気配が感じられるようになりましたね。個人的には、早く花粉も治まってほしいと願わずにはいられません。

 

今回は高血圧についてのお話です。日本の高血圧患者は、全体で約4300万人いると推定されており、日本人のおよそ3人に1人が高血圧という状況です。なんと高血圧が完全に予防できると年間10万人以上の人が死亡せずにすむと推計されています!!

 

血圧とは

血圧とは血液が血管の壁を押す力(圧力)です。この圧力が高い状態が続いているのが「高血圧症」です。心臓は血液を送り出すときにぎゅっと収縮します。このときに血管にかかる圧力を収縮期血圧といい、このとき血圧は最高値を示します。反対に、全身をめぐった血液が心臓に戻るときには心臓が拡張しますが、このときの血圧を拡張期血圧といい、最も低くなります。また、血圧は高血圧患者に限らず、常に変動していることを知っていますか。1日でみると睡眠中の血圧は低く、起床と共に上昇していきます。日中の活動時の血圧は高く、活動量が低下する夕方から夜にかけて再び低下していくリズムがあります。

 

日本人の高血圧の最大の原因

食塩の摂りすぎ・肥満・飲酒・運動不足・ストレス

 

高血圧は2種類

二次性高血圧‥高血圧患者の1割、ホルモン分泌異・ほか疾患、薬の副作用など原因が明らかなもの

本態性高血圧‥体質や生活習慣など、原因がはっきりしていないもの

 

高血圧の多くは、自覚症状がないため放置されがちですが、気づかないうちに血管へのダメージが進行するため、早期発見・治療・自己管理がとても大切です。

日本高血圧学会では、「高血圧ゼロの街づくり」として高血圧ゼロの街を目指し取り組みをしている自治体もいくつかあるようです。血管の病気を防ぐためにも、皆でそれぞれ高い意識を持つことは良いことですね。また、病院では正常値であっても違う場所や時間で高くなる仮面高血圧も要注意です。こまめに血圧を測定し自分の身体の状態を知ることで、高血圧を予防し、早期発見、治療ができます。是非、自己測定も健康管理の一つとして、積極的に取り入れていきましょう。

 

次回は、減塩の工夫や意外な所にも塩分が!?などなど高血圧の方向けの食事療法についてお話していきます。お楽しみに!!

引用 厚生労働省 e-ヘルスネット 

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