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「胃もたれ」とは、食べ物が何らかの要因により消化されるのが遅れ、胃に食べ物が残り続けるために生じる不愉快な症状のことです。
胃もたれの「不愉快さ」は、人によって異なる形で現れます。例えば、 ・胃がずっしりと重い
・胃が張っている
・食べ物が残っている感じがする
・吐き気がある
というような現れ方があります。医師の診断を受ける際は、「胃もたれ」と伝えるだけではなく、上記のような具体的な「不愉快さ」まで伝えるとより正確な診断ができます。
胃もたれの原因は、下記の4点に大別されます。
①ストレス
ストレスにより自律神経のバランスが崩れると、胃の働きが低下し、胃液の分泌量が減って食べ物を上手く消化できなくなり胃もたれを引き起こします。
②食生活
揚げ物や脂身の多い肉類などは、消化時に胃に負担が掛かるため胃もたれを引き起こす原因になります。また、不規則な食生活や偏った食生活も胃に負担を掛けることになるので胃もたれを引き起こす原因になります。
③加齢
加齢によっても胃の働きが低下し、胃もたれを引き起こします。
④消化器の病気
後述の病気が原因で胃もたれが引き起こされる場合もあります。なので、ただの胃もたれだからといって放置しておくのは不適切な場合もあります。
胃もたれの症状は以下のような病気の可能性もあります。
・胃がん
・胃潰瘍
・慢性胃炎(症候性胃炎)
・ヘリコバクターピロリ感染
・十二指腸潰瘍
・機能性ディスペプシア
上記のうち「胃がん」は最も注意すべき病気です。
胃がんが進行すると、胃の働きの低下や食べ物が胃から出づらくなる状態を招くので、食べ物が胃に残り、胃もたれを引き起こします。ただし、胃がんが原因で、胃もたれを引き起こしている場合、それは胃がんの進行を示しています。早期の胃がんの場合、胃もたれは生じないからです。胃がんの詳細はこちらからご覧ください。
次に重要なのは、「ヘリコバクター・ピロリ感染」です。ピロリ菌感染は胃がんをはじめとする胃のあらゆる病気に繋がるので、ピロリ菌感染が確認された場合は除菌治療が必要です。ピロリ菌感染の詳細はこちらからご覧ください。
最後に注意しておきたいのは、「機能性ディスペプシア」です。症状の直接的な病気(上記の胃がんやピロリ菌など)が確認されないにも関わらず、「胃もたれ」や「胸やけ」などの症状が生じる病気です。機能性ディスペプシアに掛かると
・内臓が何らかの反応に対して敏感になっている
・胃から大腸へ食べ物を送る機能が低下している
・食べ物が胃に送られた際に胃が自動的に広がる機能に異常が発生する
などが引き起こされると考えられています。機能性ディスペプシアの詳細はこちらからご覧ください。
前述のように、ストレスや食生活の乱れではなく、消化器の病気が原因で胃もたれを引き起こしている場合もあります。胃もたれが不自然に続いている場合、「たかが胃もたれだ」「いつものことだ」と放置するのは大変危険です。医師による診察と胃カメラ検査を受けるようにしましょう。
当院では、消化器の専門医による診察と胃カメラ検査を実施しておりますので、気になる症状がある方はぜひ一度ご相談ください。
①食生活の改善
食生活の改善として、以下の4点が有効です。
・暴食を避け、腹八分目程度で食事をおさえる
・就寝の3時間前までには食事を終える
・脂っこい食べ物や糖質の高い食べ物を控える
・食物繊維を多く摂取することを心がける
今日から取り組めることばかりなので、気になる症状がある方は取り組みましょう。
②生活習慣の改善
生活習慣の改善として、以下の4点が有効です。
・運動集患
・睡眠時間の確保
・体温低下の防止
上記のような生活習慣の改善を行っても、「胃もたれ」が続いている場合は、病気の可能性もあるため、医師の診察・胃カメラ検査を受けるようにしましょう。
当院は消化器専門外来を開設しており、胃もたれの症状の診察・治療を行っています。気になる症状がある方はぜひ一度ご相談ください。
当院では24時間web予約を行っております。Webからの予約を希望される方はお気軽にこちらからご予約ください。