院長からのご挨拶
私は『耳鼻咽喉科領域のエキスパートとして、地域の医療に全力で貢献する』ことを念頭に、常に患者さんの「求める」医療を提供することを心がけていきます。
ご自身の病気に対する深い理解こそが治療効果を高めるものであると信じ、
”安心”していただくことが医療者としての使命と考えております。
そのために私たちができることはなにか?常に自答しながら日々情熱を持って改善に取り組んでいます。
どうぞ宜しくお願い致します。
初めての患者様へお伝えしたいこと
医師としての道は様々な素晴らしい出会いを私に下さり、ここまで来れました。
感謝・感謝・感謝・・
この道程は両親を始めとして周囲の協力なしには決して成し得なかったことでした。
私のこれまでの物語を紡ぎだすことが、当クリニックの理念・方針を理解していただける最上の方法と考え、これまでの経歴をお話しさせてください。
プロ野球選手になる!と信じて疑わなかった少年時代

つくし採りや缶けりで夢中でした。家族で週末は白浜や玉造によく温泉旅行にいきました。昆虫遊びや将棋が大好きで、また明けても暮れても野球ばかりしている毎日。勉強もそっちのけで、「将来自分はプロ野球選手になって阪神タイガースでプレイするんだ!」ということを真剣に考えていました。
中学では4番でキャッチャー。もともと正義感が強く、人のためになることは性格的に好きだったので、とても充実していた事を覚えています。
貧乏旅行で決意を新たにした医学生時代

高校時代はアメリカ、カナダといった海外に行く機会を得て、英語を話すことが楽しくなりました。
英語が得意になりましたが、理系を選択。ラジコンカーから派生して機械工学に興味があり、工学部を現役時に受験するもみごとに失敗。
現役で受かっていたらどんな人生になっていたことでしょう。
ひとりひとりの人生には物語があります。
プロ野球選手という夢はかなわなかったものの、その後いつしか人を助けるような仕事をしたいと思うようになり、将来は医者になろうと決心しました。そして猛勉強の末、奈良県立医科大学に入学し、医学部時代はバックパック1つだけ背負っていろいろな国を回りました。
旅行といっても貧乏旅行で、一泊数十円というような超が付くほどの安宿にばかり泊まっていました。
タイ・カンボジアなどの後進国にも行きましたが、医療制度も確立されていないその現状に、とてもショックを受け、国は違えど、自分は「日本の病気で困っている人たちのためにがんばろう!」と決意を新たにしました。
日本全国 南へ北へ・・・いろいろな経験を積んだ研修医・勤務医時代

もちろん私が寝ていようがなんだろうが患者さんは待ってくれません。この頃は常に睡眠不足だったことを覚えています。
研修医を終えてからは大分の甲状腺疾患専門病院の別府野口病院や、北海道の耳鼻科専門病院である札幌麻生病院で様々な経験を積みました。
北海道・大分と環境も風土も違う土地で過ごした数年間の経験は今でも私にとって大きな財産です。
そして、今一度振り返ってみると・・・

中学校の野球部での指導・厳しい練習。
高校時代に英語を猛特訓していただいた千葉先生。
予備校時代に一緒に医学部に行こうと誓った仲間たち。
大学時代にテニス部で授かった友人関係。
医局に入り、日々修練を頂く毎日。
先生方から多大なるご協力をいただきました。
そして、故郷・西宮にて開業する機会をいただいたこと。 人と人は繋がり、コミュニケーションを通して心身共に安定し、幸せな人生を歩めるものだと思います。
その中で、しっかりと親身になれる医師になろうと決意しました。
医師としての私の最大の責務・共感。
あそこに行ってよかった、元気になれた、頼りになれると言っていただくような医院にしたいと思っております。
今私が大切にしている3つの事
開業医として日々診療を続ける中で、私には大切にしている「3つの事」があります。
1.患者さんにやさしい丁寧な
「診療」と「説明」
耳鼻咽喉科の診療は、はな・みみ・のどといった患者様のデリケートな部分を扱う診療科目です。
また、お子様の患者様も多く見えられます。だからこそ常に診療を丁寧に行うことを心がけています。
また、耳鼻科に行って治療は受けたものの、「何をされたのか良く分からないまま帰ってきた。。。」というのでは患者様にも不安が残ります。そのような無用な不安を患者様に抱かせないよう、症状や治療内容についてしっかりと説明を行っております。
2.明るく丁寧な対応
しっかりと病気を治すということは耳鼻科においては大前提ですが、患者様に対して丁寧に対応するということも非常に大切だと私は考えています。
どれだけ診療が上手でも、乱雑に対応されたのでは患者様が元気に病院から帰ることが出来ません。
院長の私、そして当院で働くスタッフが丁寧な接遇で患者様に対応させていただいております。
3.患者さんをお待たせしないための
取り組み
「耳鼻科は待ち時間が長い所」というイメージをお持ちではないでしょうか?
当院では電子カルテや再診患者様の順番予約制を導入するなど、少しでも待ち時間を減らすための取り組みを行っております。
また、待ち時間を無駄な時間にしないためにも、院内にてみみ・はな・のどの症状や治療方法に関する情報発信をするなどの工夫を行っております。開院前から当クリニックの理念を中待合室に掲示しております。
最後に

思えば開業というのは確かに一大イベントでした。
勤務医時代にはそれがファイナルイベントのように感じたこともありました。
ただそれが人生の終着地ではなく、人生の次のステップのひとつに過ぎなかったのです。
日々更新される医療技術への対応・経営者としての修養・そして家庭では父として。
次のステップに向けて当院が更に地域の皆さまから信頼されるような体制を、整えてまいりたいと思います。
まだまだ若い医院ではありますが、幼少期を過ごしたここ西宮の地で、これまでの経験を活かし、暖かくて人間味のある、わかりやすい診療を行ってゆきたいと考えています。
スタッフ一同、皆様の安心と信頼を得られる医療を目指して努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
与えられた素晴らしい人生に感謝しつつ、 さあ目標に向かって、たゆまず進もう。一歩一歩。
経歴
1992年 | 兵庫県立御影高校卒業 |
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1999年 | 奈良県立医科大学卒業 奈良県立医科大学耳鼻咽喉科臨床研修医 (麻酔科、救急科ローテート) |
2001年 | 野口病院耳鼻咽喉科医員(別府) |
2002年 | 星ヶ丘厚生年金病院耳鼻咽喉科医員(大阪) |
2004年 | 耳鼻咽喉科麻生病院医員(札幌) 耳鼻咽喉科認定医取得 |
2006年 | 耳鼻咽喉科麻生病院医長 |
2007年 | 市立奈良病院耳鼻咽喉科科長 |
2008年 | 梅岡耳鼻咽喉科クリニック開設 |
専門医とは?
専門医とは、各専門領域において定められた専門研修カリキュラムにそって必要年数以上の研修を行い、試験に合格し各専門学会から専門医として認定された医師のことです。
耳鼻咽喉科
4年以上の研修が必要で耳、鼻・副鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、気管、食道、唾液腺・甲状腺など頭頸部領域の病気をはじめとしてアレルギー、めまい、顔面麻痺、いびき、声とことばや飲み込みの異常などについて、専門的な知識と技術を持って適切な診療を行い、必要に応じて他の診療科との連携や紹介が的確に行える医師。
※出典:一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
小児科
学会会員歴が引続き3年以上、もしくは通算して5年以上である医師。
2年間の卒後臨床研修を受け、その後さらに小児科専門医制度規則第15条に規定する小児科臨床研修を3年以上受けたもの。もしくは小児科臨床研修を5年以上受けた医師。
※出典:公益社団法人 日本小児科学会
医療法人 梅華会グループの医師は全員が専門医資格を保持しています。
専門医でなくとも開業し診療を行っている医師もおりますが、各科目における専門医は一定のレベルがあり、安心して受診いただけると私たちは考えております。