溶連菌感染症

<症状>

溶連菌とはA群溶血性連鎖球菌のことですが、感染時の一般的な症状は咽頭痛、発熱、全身倦怠感、発疹、いちご舌などです。感染患者の70―80%で咽頭痛が認められますが、咳嗽(咳のこと)を認めることは少ないです。

<合併症>
薬

感染から数週間後に多関節炎や心炎などの症状を呈するリウマチ熱や、2週間程度で腎炎を起こす急性糸球体腎炎が知られています。
溶連菌の抗菌薬に対する反応は良好ですので、きちんと決められた期間しっかり内服を行うことでリウマチ熱の発症を抑えることができます。

<出席停止期間>

抗菌薬開始後から24時間以内に解熱し、感染力はなくなるとされているので「適正な抗菌剤治療開始後、24時間を経て全身状態がよければ登校可能」とされています。