感染症胃腸炎(ロタウイルス・ノロウイルス)

<症状>

1―2日の発熱と嘔吐で始まり、水様性下痢が続きます。
1―2週間で自然に治癒する疾患ですが、経口からの飲水が困難となると脱水が進行して入院で点滴を行わなければならないこともあります。
また腸重積などの原因になったり、脳症や心筋炎などを起こすことがあると知られています。

<感染経路と対策>

ロタウイルスの感染は、ヒト同士の糞口感染によって起こります。
症状が強いときには便中に100億個くらいの多量のウイルスが存在しており、そのうち10〜100個程度が体内に取り込まれただけで発症してしまうため、強い感染力を持っています。

ノロウイルスも基本的にはヒト同士で感染しますが、汚染された食品(カキなど)を食することによっても感染します。ロタウイルスと同様に感染力は強いですが、30%は症状を示さないといわれています。
感染を拡大させないために、吐物や便の処理後にはかならず流水による手洗いが必要です。

ノロウイルスでは消毒液としてアルコールは無効であり、次亜塩素酸が有効であるとされています。
昨今はドラッグストアなどで次亜塩素酸を含んだ消毒液も市販されているので、利用されるのも良いと思います。

<出席停止基準>

「感染のおそれがないと認められるまで」とされ、特に具体的な基準は設定されていませんが、一般的には嘔吐、下痢が改善してからと考えられます。

<ロタワクチン>

ロタウイルスに乳児期に感染すると、脱水も起こしやすく重症化しやすいことが知られています。
ワクチンはロタウイルス感染に対して有効なので、生後2ヶ月すぎれば接種することをおすすめします
遅くとも生後14週6日までには1回目を接種しておく必要があります。