<呼吸困難の評価>
☞ 呼吸の回数
もともと大人とくらべてお子さんは呼吸は早いですが、呼吸が苦しくなると回数が増えます。
一般的に大人は、1分間に10数回呼吸しますが、新生児は40回、乳児は30回、5歳で25回、10歳で20回程度です。これらを目安にしていただければよいのですが、どんな年齢にあっても1秒に1回呼吸をしている状態(60回)は異常だと思ったほうがよいでしょう。
☞ 陥没呼吸
呼吸が苦しくなると、小児では胸郭が柔らかいため、肋骨の間や胸骨の下などが陥没することがあります。
さらに鼻をひくひくする鼻翼呼吸まで見られるようになると、かなり呼吸が窮迫していると考えた方が良いでしょう。