<脱水の程度の評価>
脱水の程度は、体重が5%以下減少しているときに 軽度:5―10% で、中等度:10%以上 で重度脱水と分類されますが、脱水がすすむにつれて傾眠傾向が強くなったり、皮膚色が蒼白になったり、四肢の冷感が強くなってきたりします。
脱水が進行してくるとなかなか自力で回復することが困難です。
あまり無理せず、医療機関での脱水の評価をしてもらい、それに応じた適切な医療介入をしてもらうのが良いでしょう。
臨床症状による脱水の重症度評価
<経口補水療法>
脱水予防のために経口補水療法の高い有効性が認められています。
具体的には、経口摂取可能な児には市販の経口補水液を、体重1㎏あたり50mlで4時間程度かけて少量ずつ(10―20ml/回)、頻回(10―15分ごと)に与えるようにするというものですが、市販の補水液が手に入らない時には、味噌汁やすまし汁、りんごジュースを薄めたものを同様に与えてもよいでしょう。
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