難治性メニエール病の新しい治療法【現在は芦屋院で実施】 | 阪神西宮駅前 梅岡耳鼻咽喉科クリニック
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難治性メニエール病の新しい治療法【現在は芦屋院で実施】

投稿日:2023/12/14|カテゴリ:お知らせ

メニエール病とは

メニエール病とは突然の強いめまいや難聴、耳鳴りを繰り返し生じる病気です。
メニエール病のめまいは回転性(ぐるぐる回るような)で、長い時間(数時間程度)続くことが特徴です。めまいの発作を繰り返すうちにだんだんと聴力も落ちていく困った病気です。
内リンパ水腫(内耳のむくみ)が原因と言われています。

中耳加圧療法とは

中耳加圧療法とは、専用の機械を使って耳の穴から空気を送り、鼓膜をマッサージすることでメニエール病の症状を和らげる治療です。
日本で研究・開発された治療法であり、2018年に保険収載されました。
鼓膜のマッサージにより内耳のむくみが改善すると言われています。
投薬や生活習慣の改善など、従来の治療を行なっても半年以上めまいが続いてお困りの方に適応があります。

治療の流れ

※JR芦屋駅前クリニックで実施しています。体制が整い次第、各分院に拡大予定です。
まずは病歴やこれまでの治療歴を詳しくお聞きして、治療対象となるメニエール病かどうかを確認します。
※参考:”メニエール病の診断基準”

A.症状

  • 1. めまい発作を反復する。めまいは誘因なく発症し、10 分程度から数時間程度持続する。
  • 2. めまい発作に伴って難聴、耳鳴、耳閉感などの聴覚症状が変動する。
  • 3. 内耳神経以外の神経症状がない。(※内耳神経の症状:難聴、耳鳴り、めまい)

B.検査所見

  • 1. 聴力検査で感音難聴を認め、初期にはめまい発作に関連して聴力レベルの変動を認める。
  • 2. 平衡機能検査においてめまい発作に関連してメニエール病に合致する眼振や体平衡障害(姿勢調節の障害)などの内耳前庭障害の所見を認める。
  • 3. 神経学的検査において内耳神経以外の障害を認めない。
  • 4.メニエール病と類似した難聴を伴うめまいを呈する他の疾患、小脳、脳幹を中心とした中枢性疾患(脳腫瘍など頭の疾患)など、メニエール病以外の疾患を除外できる。

適応があれば、治療に使用する機械をレンタルする手続きに移ります。
これまで受けられた検査が不十分な場合は必要な検査を行なって確認します。また、治療を受けた期間が半年に満たない方はまずは従来の治療を行います。
受診してすぐに治療が開始できるものではないということはご理解ください。
治療中は1ヶ月おきに診察に来ていただき、病状を確認します。また、めまい日誌に症状の程度を毎日記録し診察時に提出していただきます。

治療に使用する機械

非侵襲中耳加圧装置という機械です。
この機械で1日2回、1回あたり3分間鼓膜をマッサージします。鼓膜マッサージ中は「ポッ、ポッ」という音がします。
耳栓を耳の穴に当てて、ボタンを押すだけの易しい治療です。

注意点

以下の方は中耳加圧療法を行えません。
・外耳道に傷のある方(傷が治れば行えます)
・鼓膜に穴が空いている方(鼓膜チューブも含む)
・診察や検査の結果、めまいの原因がメニエール病ではない方
また、機械の台数の関係でレンタルは順番待ちを要します。

まずは、JR芦屋駅前クリニックで実施しています。
中耳加圧療法を受けてみたい方は、まず医師の診察を受けてください。
体制が整い次第、各分院に拡大予定です。