梅華会グループ理事長

ご挨拶

ご挨拶

みなさま、こんにちは!医療法人梅華会理事長の梅岡です。
医療法人梅華会は、苦楽園・阪神西宮・芦屋・武庫之荘の耳鼻咽喉科4院、武庫之荘と阪神西宮に小児科2院、あわせて合計6院体制で運営しております。広く阪神間において、耳鼻咽喉科専門医療ならびに、小児科専門医療を提供していることになります。
当法人の現在は、ひとえに日々ご来院される患者さんやスタッフのみなさん、当院に関わる全ての人たちのおかげだと感謝しております。

このようにチームが大きくなったのは、
わたしたちは、どのようなクリニックを目指していくのか
わたしたちは、どのような価値を提供すべきなのか
を明確にし、皆さんから大いなるパワーをいただいているからだと感じております。
ここまで来るのにも山あり谷あり、たくさんの出来事がございました。
2008年に開業してからは、いえ、開業する前からずっと大きな壁にぶつかり続けてきました。 今はただそのすべての壁が、私たちを成長させてくれるきっかけとなり、絶好の機会になってくれたものだと改めて感じております。

医療法人梅華会 理事長 梅岡 比俊

医療法人梅華会 
理事長 梅岡 比俊

#1. 医師を目指すきっかけ

私自身、親が医者だとか、医者の家系だとかいうわけではありません。
父親は機械関係の仕事をしておりましたので、大学は機械工学部を受験し、ゆくゆくは父の後を継ごうかとなんとなく考えていました。しかし、あいにく受験に失敗し、浪人したことが医師になる転機となったのです。 医学部を目指すきっかけになったのは、浪人時代に出会った友人に医者を目指す人が多く感化されたことや、祖母の足を手術で治してもらい医師の仕事を目の当たりにした経験です。
「人を助ける仕事」への憧れはベースとしてあったので、自分自身の適正などが気になり色々と悩みましたが、挑戦する気持ちで医学部に入ったという経緯です。

奈良県の大学で学んだのち、私は耳鼻科の医師になることを決めました。耳鼻科は、内科的な治療と外科的な治療の両方を行えるというところが魅力的だと感じたからです。扁桃腺の手術や声帯の手術、甲状腺の手術などもありながら、投薬治療やネブライザーの吸入などもあります。
医師になる人の中でも、実は耳鼻科医を選ぶ人は少数派なので「人とは違う価値を見出せるのではないか」という思いもありました。

#2. 医師に対するイメージと開業の決意

私自身、医師に対してあまりよくないイメージも持っていました。
中学生の時に受診した眼科クリニックでの出来事がきっかけです。中学生当時、近視の矯正をするということでクリニックに通っていたのですが、通っても通っても「よくなった」という実感がありませんでした。そこである日、医師に「いつくらいまで続ければ治るのか、目途が知りたい」と申し出ました。 その時の医師は「そんなことはワシに聞かれてもわからん」というようなニュアンスで、投げやりな回答をしてきたのです。私が食いついてさらに質問をすると、最後には半ば怒鳴っているかのような口調で「こっちにもわからんよ」と言われた記憶があります。
「お医者さんでもわからないことがあるのか」ということにもショックを受けましたが、医師から怒鳴られるということ自体にも大きくショックを受けました。 私自身が医師として開業するならば、「ベストな治療を進めることはもちろん、医療の技術以外の面でも患者さんに納得して帰ってもらう」ことを大事にしていこうと、私の医療に対する方向性に影響を与えてくれた出来事です。

#3. 開業前のフリーター時代

2007年に当時勤務していた市立奈良病院医長の職を辞し、自分の提供できる医療を実現したいと思い、開業を決意しました。ただ開業場所を探すのに大変苦労いたしまして、それこそ近畿一円を探し周りました。結局1年近くもの間、非常勤で生計を立てながら物件探しを続けることになりました。 一時は大阪・ミナミで開業を決意し、保証金数百万円を入金し振り出しにもどったことも・・・普段は能天気な私もこのときばかりは落ち込みました。

「いったい自分の人生における使命・目的はなんなのだろうか?」 そのようにして自問自答しながら、自分自身の原点に還ったとき、
どの地域で永続的に貢献したいのかを考えました。一番に思い浮かんだのは、生まれ育った阪神間です。結局は、生まれ育った場所が好きなのですね。 阪神間での開業を夢見ていたものの、「クリニックの競合が多く、自分には無理」だと頭から決めつけて諦めかけていたこともありました。 そのような思いは「思い込み」や「自ら設定した制限」だと気づかせてくれたのが周りの家族であり、仲間でした。

今の自分にも気づかないうちに思い込みをもっていることがあるかもしれません。 ただいつにおいても 新しい挑戦 に向かうことで、殻を破って成長しつづけたい気持ちに変わりありません。 結果として、視野の狭い思い込みから脱出できてきたのではないかと思っています。

#4. 開業後の不振

今でこそ苦楽園クリニックはお陰さまで多くの患者さんの信頼をいただいておりますが、開業直後は、毎日本当に暇でしたし、予想外とトラブルの連続でした・・・。

診察をしていても1時間以上患者さんが来ないこともありました。新しく採用したスタッフが、次の日になって連絡もなく急に出勤しなくなることもありました。営業マンのうまい言葉に乗せられて、ドブに捨てるような広告費を計上したこともありました。 午後診療のスタッフの欠員が深刻な時期もありました。患者さんから待ち時間のことでおしかりを頂戴したこともあります。医療機器や、HPの運営でのトラブルも数知れず・・・。 診療どころではないくらい、医院運営上いろいろと頭を悩ませた日々があったからこそ、こうしてチームとして大きな力を発揮する礎ができたのだと考えております。

そして現在、梅華会のステージは明らかに上のステージに進んできていることを実感しています。
私たちの現在挑戦すべき課題とは、スタッフ皆の、人としての成長であると考えております。

#5. 納得できる医療を目指して

クリニックに来たからには、もちろん何らかの目的があるわけであって、何かしら体調に不調をきたした方に対して、どういう言葉で説明をすればいいのか。 患者さんに納得していただき、安心していただくための説明がカギになると考えます。
説明に納得できないと、医師や医療に対して少しでも不信がある状態で薬を処方されることになる。納得せずに治療を進める場合と、よく納得したうえで薬を処方したり治療したりする場合とでは、治り方が違います。 また、「プラシーボ効果」も実際に働きます。プラシーボ効果とは、本来は薬としての効果を持たない物質によって、得られる効果のことです。
「病は気から」という言葉は本当だと思っています。「気」をどうやって上げるのかも医療には大切なことです。どちらかというとマイナスのエネルギーを持って来られる患者さんに対して、私たちこそがプラスのエネルギーで、患者さんを元気づけてあげることができれば幸いに思います。

#6. クリニックのイメージをいい意味で変える

従来のクリニックのイメージは、真っ白で無機質で、どちらかというと暗い印象でした。私が変えたいと思ったのは、このイメージです。 もちろん、自分だけで変えられるものではありません。受付や会計のスタッフ、そして私も含めた全スタッフが「笑顔」でいることが大切です。そして、前向きなプラスのエネルギーで患者さんのエネルギーを受け止めます。
私たちのテーマの一つに「笑顔で楽しみながら働く」という言葉があります。私たちが笑顔でプラスのエネルギーを放つことで、患者さんに1日でも早くよくなってほしいと願っています。そのためには、技術はもちろんのこと、コミュニケーションが重要です。

#7. 思いやりと共感

クリニックに来たからには、もちろん何らかの目的があるわけであって、何かしら体調に不調をきたした方に対して、どういう言葉で説明をすればいいのか。患者さんに納得していただき、安心していただくための説明がカギになると考えます。
説明に納得できないと、医師や医療に対して少しでも不信がある状態で薬を処方されることになる。納得せずに治療を進める場合と、よく納得したうえで薬を処方したり治療したりする場合とでは、治り方が違います。 また、「プラシーボ効果」も実際に働きます。プラシーボ効果とは、本来は薬としての効果を持たない物質によって、得られる効果のことです。
「病は気から」という言葉は本当だと思っています。「気」をどうやって上げるのかも医療には大切なことです。どちらかというとマイナスのエネルギーを持って来られる患者さんに対して、私たちこそがプラスのエネルギーで、患者さんを元気づけてあげることができれば幸いに思います。
  • 経営視点を持っている
  • 自発的、内発的に研修に参加できる
  • 後輩に対する指導、人財育成が出来る
  • 自分の仕事に責任を持つ
  • 自ら仕事を生み出せる
  • 自分よりも他者を思い遣れる
  • 全体最適で考えられる
  • 成長するための努力を怠らない
  • 道徳観を育む心を持つ
  • リーダーシップを発揮し、チームを纏めることが出来る
これらを軸にして私たちの採用活動は少しずつ稼働し始め、2010年から毎年5~6名の新卒を受け入れるようになりました。新卒を採用し、教育し、広く社会に貢献できる人材にすることもクリニックにとって大切な業務のひとつであり、充実感を頂ける原動力でもあります。

#8. 12の徳目を大切に

私たちが求める「人財」の根本には、日本人が明治時代より兼ね備えてきた12の徳目 が必要だと考えております。

孝行(こうこう)
  親に孝養をつくしましょう
友愛(ゆうあい)
  兄弟・姉妹は仲良くしましょう
夫婦(ふうふ)ノ(の)和
  夫婦はいつも仲むつまじくしましょう
朋友(ほうゆう)ノ(の)信
  友だちはお互いに信じあって付き合いましょう
謙遜(けんそん)
  自分の言動をつつしみましょう
博愛(はくあい)
  広く全ての人に愛の手をさしのべましょう
修学(しゅうがく)
  習業 勉学に励み職業を身につけましょう
智能(ちのう)啓発
  知識を養い才能を伸ばしましょう
徳器(とくき)成就
  人格の向上につとめましょう
公益(こうえき)世務
  広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう
遵法(じゅんぽう)
  法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう
義勇(ぎゆう)
  正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう
(明治神宮HPより)

日本人が、世界から素晴らしいと称される道徳観に更に磨きをかけ、思いやりと共感を持って接するチームでいれば、医療を通じて日本の社会を明るくすることに少しでも貢献できるのではないかと考えています。とはいいましても、私たちはまだまだその道半ばです。目指すところはわかっていても日々反省し、学びの連続であると考えています。愚直に目の前のことに取り組みながら日々改善を繰り返し、今ではありがたいことに大いなるご支持をいただくまでになりました。これからも学びの日々は続きます。
来院される患者さんがいらっしゃってこそ、私たちは社会に貢献する機会をいただいています。そして、日々の運営を支えてくれる関係業者さん、そしてスタッフ皆がお互いに感謝の気持ちを忘れないようにしたいものです。

当院のミッションでもある、「心身の健康と豊かさを実現し日本の未来を明るくする」を実現する形にしていきたいと思っております。

求める”ありかた”がはっきりした今、スタッフに常に申していることは、「行動の目的を明確に」ということで、私たちのミッションに合致していることであれば、各スタッフが決済権を持ってスピーディに、主体性を持って事を運んで欲しいと思っておりますし、逆に理念に反するような行為かどうかは、各人が自らの判断で行動して欲しいと考えております。

#9. さいごに

当院は地域における貢献を通し、現在の医療サービスの更なる向上に取り組んでいく所存です。
その為には、患者さんに対して思いやりと共感をもって接することが重要であるといつも繰り返して説いております。 現状の医療サービスに、患者さんたちが果たしてどこまで満足されているのだろうか。私自身、幼少時にしっかりとした説明を聞きたいと思っても医師からしっかりと話を聞いてもらえなかった経験があり、そうした経験があってこそ、今その重要性を感じています。 「患者さんにとって満足な医療とは何か」と考えたとき、しっかりと説明を受けて、ご自身で納得して治療の目安がわかることで安心感が芽生え、治療にいたる経過がスムーズになると信じております。しっかりと患部を見せて説明することにより、病状の経過もわかりますし、日常に関する注意点に対しても意識が向いてくれるものだと考えております。そのために、最新鋭の電子ファイバースコープをはじめとした最先端の治療機器はもちろんのこと、しっかりと患者さんがご理解いただけるよう、納得していただける説明にも最善を尽くしたいと考えております。

モデルクリニックとして、当院が日本の医療を引っ張っていけるような存在を目指して邁進します。
どのような険しい道であろうともそこに、「宝」が見えているならば、どのような苦労が待ち構えていようとも食らいついていけるのです。 自分自身泥臭く、原点を忘れず、社会に貢献できるありがたい日々に感謝しながら目的に向かっていきたいと思います。 医療法人梅華会を今後共どうぞよろしくお願いします。

医療法人梅華会 理事長 梅岡 比俊

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