2010年5月22日

耳鼻科 西宮

【熱ケツ!仕事人】離島で医師の原点実感 耳鼻科・緒方哲郎さん

   

西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。
日本最西端の島、与那国島(沖縄県与那国町)。人口1600人余りに、常駐医師が1人しかいない医療過疎の島へ毎月出向き、耳鼻科医として診察を続けて10年目。都内の開業医として何の不自由もない生活の中であえて離島通いする理由について「島民の顔を見ていると乗りかかった舟でやめられない。医師仲間からは無計画と冷やかされます」と笑顔で返す。
 与那国島とのかかわりは18年前。厚生省の「へき地医療支援プログラム」の一環で勤務先の大学病院から同じ八重山諸島の中心地、石垣島の沖縄県立八重山病院に派遣されたのがきっかけ。沖縄県内の医療態勢も整備され10年前にプログラムは終了したが、与那国町からの要請を受け、個人で毎月診療を続けている。
 「常駐医師では対応できない子供の治療は石垣島まで親が付き添い泊まりがけで6万~7万円もかかる。島の厳しい生活の中で月収の半分が消える」と実情を訴える。
 開業している東京から与那国島まで飛行機を2回乗り継いで、片道5時間。朝4時に出て日帰りで深夜に帰宅することもあるという。交通費と日当は町が支給するが留守中の代診費用年間100万円は持ち出しになる。
 「都会では自分の生活手段としてしか感じられない医師免許だが、離島に行くと人の役に立っているという医師の原点を実感できる」。東京都出身、47歳。
(ZAKZAK 2010 5.21)
 耳鼻科医として初心を貫いて診療を続けている緒方先生に敬意を表します。与那国島は東京からでも2回乗り継いで行かないといけないんですね。健診業務にも力をいれられているようで素晴らしいと思います。
 医大生のときに奄美・喜界島へ実習で伺ったことがありました。与那国島よりは医療を供給する体制はあるかと思いますが、高度医療が必要な時はヘリコプターで搬送したりと、離島ならではの環境に置かれていましたことを思い出しました。
 ハード・ソフト共にサポートできる環境がもっと整備されるといいですね。
西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック
医院ホームページ:http://www.umeoka-cl.com/
梅岡耳鼻科 レーザー治療専門サイト:http://www.umeokaentclinic.com/
住所:兵庫県西宮市樋之池町22-2
TEL:0798-70-3341
最寄り駅:阪急甲陽線 苦楽園口駅

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