ダニ駆除 カーペット裏も【アレルギー】
西宮市苦楽園口の耳鼻科、梅岡耳鼻咽喉科クリニックです。
カーペットに付いたほこりを掃除機で吸い取ると、1平方メートル当たり数百匹のダニがいる――。元埼玉県衛生研究所室長で、害虫駆除業を営む高岡正敏さんが、相談を受けた家庭で調査すると、こんなケースが珍しくない。
健康に暮らすためのダニの目安は30匹以下。取れた害虫のうち8~9割を占めるのがチリダニだ。人は刺さないが、その体内やフンにはアレルギーの原因物質が含まれ、吸い込むと、ぜんそくや鼻炎、皮膚炎などを発症する。
気温が25度前後で、湿度が65%以上になると増えやすく、これからがシーズン本番。気密性の高い住宅が多くなった結果、屋内にいるダニも年々増加している。餌は、人間のフケやアカ、食べかすだ。チリダニを減らすには、部屋の湿度上昇を換気で抑え、こまめな掃除が欠かせない。
「カーペットの裏面には表面の何倍ものダニがいたりする。座布団の裏面、ソファや棚の裏側も見落とさずに掃除機をかけて」と、高岡さん。チリダニの増加に伴い、刺されると、かゆみが出るツメダニも増える。ツメダニは主に畳に生息し、チリダニを食べて生きているからだ。発生を抑えるには、畳を年に一度上げ、裏面や床の掃除をするのが望ましいという。
布団の中にいるダニも見逃せない。日本環境衛生センター課長代理の橋本知幸さんは、晴れた日は毎日布団を干して乾燥させ、取り込んだ後は掃除機で吸い取ることを勧める。
ベッドマットの掃除も忘れずに。掃除機の先端につける布団専用のローラーも売られている。しかし、掃除機で布団に潜むダニすべてを取り切るのは難しい。橋本さんは「アレルギーの原因物質は水に溶けやすい。布団を使う前や使い終わった後には丸洗いを」と助言している。
(2009年6月18日 読売新聞)
ここ数日で随分日中の最高気温も上がり、30度を超える日も出てきました。これからの本格的な夏の到来ですね。当医院近くの樋之池公園のプールも子供たちの歓声でにぎわうでしょうね。私もプールが好きだったので子供のときは夏が1年で1番好きでした。
さて例年の春の花粉の時期を過ぎて鼻もすっきり、の方も多いかと思いますが、梅雨のじめじめした時期にくしゃみ、鼻水、鼻詰まりの症状を呈する場合にはダニに対するアレルギーも考慮に入れる必要があるでしょう。診察、採血検査でもダニアレルギーの患者さん(特に幼少児)は10年前と比べても増加傾向です。上記記事の如く、カーペットの裏のような、普段掃除しない場所も機会を見て注意していただければ良いかと思います。
西宮市苦楽園口の耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科クリニック
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