どうやったら本を好きになりますか?:はまコラム event_note2020.06.12 こんにちは。 「おなかの悩みから解放されることで人生を楽しく過ごせるお手伝いがしたい」 東長崎駅前内科クリニックメンバーの はまだ です。 2周年を迎えてのメンバーそれぞれの想い特集、いかがですか? また適宜アップしますので、どうぞお楽しみに♡ 今日は、はまコラム。 どうやったら本好きになりますか? という質問を受けることが多いので、そのお話を。 読書はいい。 本は読まなきゃ。 みたいな風潮のようなものはあると思うんですが、私はそんなことはないなぁとよく思っていて。 たまたま埋めてくれる、補っていく感覚のものが本だったのかなと思うことがあります。 結論から言うと、好きになるのは、本じゃなくてもいいんじゃないかなと。 この本読んでみたいなと思う気持ちが、手に取ってみたり、少し読んでみたりして 湧いてきたら読む。そんなくらいのスタンスでもいいんじゃないかなと思ったりします。 (どうしても読まないといけない場合は、ごめんなさい) バラードの音楽を聴きたいときと、そうでないときがあるように。 何かしらの感情が動いたときに手に取る、手に取れる環境がある。 個人的には、そんな緩い感じでいいんじゃないかなと思っています。 本を読む=学ぶ ようなイメージが大きいかもなと思ったりもするのですが、読んだことは 私は、結構すぐ忘れるんです。(私だけかも……?) だから、=学ぶというよりは、感情の動きを得たいのかもしれないなと。 泣ける映画を見たいというような感じでしょうか……。 小さいころから感受性が豊かと言われることが多く、風のにおいや人の考えていること。 音や温度など刺激に対しての反応が人とはちょっと違うのかも。 そんな風に感じることもしばしば。 その割には言葉として表現できる部分がついてこず、自分の中で悶々とする機会も少なくありませんでした。 そんな女の子だった私にとって文章で紡ぎだされる世界は、映像として見えるものでもあり、 ちょっと変わった子。妄想っ子でした。 でも、いろんな本の中の世界を見ることで、自分の中での感情の動きがあり、 自分の中のベクトルのを考えたり、自分への質問をしていく中で、自分はこれでいいんだなと思える。 世界は広いんだなということを知る。 そんなきっかけの一つが、本やその本にかかわる司書さんだったり、先生だったり、近所のお姉さんだったり。 そんな本との出会いを通しての、人との出会いで、救われてきたなと思うことがたくさんあります。 日々の暮らしの中で、うまくいくこと。うまくいかないこと。 うまく言葉にもできないこと。 たくさんあると思います。本当に、人それぞれだと思います。 でも本だけでなく、何か自分がそんな時にふと補充できるような、そんな場があれば、 また違った見方もできるかなと思っています。 音楽でも、絵でも、詩でも、映画でも、映像でも、創作でも。 世界は広いんだなということに、改めて目を向けられる、そんな時間やきっかけがあったら。 これでいいんだよ。自分でいいんだよ。こんな時間もいいんだよ。 そう、そっと背中を押してくれるようなきっかけがあったら。 自分に対しても、子供たちに対しても、社会に対しても、そんな思いを持っています。 私にとっては、それは本なので、いつか図書館のような、本があるという場所としてだけでなく、 自分の中に豊かな森をつくるきっかけの場のような、休みどころのような、そんな場に携わっていけることができたら…… そんな夢も持ってたりします。 と、とりとめのない話になってしまいましたが、 本を読まなきゃの気持ちは捨ててOK 読みたいと思ったら、手に取ってみる。 見た目でも、厚さでも、写真でも、口コミでも何でもOK 読んでみて、これ読めないなぁなんて思ったら、それもOK 自分の中の森を育てるようなものだから、間違いはなくて、何でもOKだと思います。 お子さんだったら、そんな手に取るときが来たときのために、こそっと置いて寝かせて、 時期がくるのを見守るのもいいかもしれません。 そして、読んでみて気持ちが動いたら、もうそれは好きな証拠。 まるで恋みたいですね~。 なんて思いながら、今日の話はここまでにします。 とりとめのない、はまコラムに付き合って下さり、ありがとうございます♡ 最後に、最近こっそり補充した本は、こちら↓ 眠っていますが、眠っているのは元気な証拠かな。 思春期への入り口、試行錯誤中です。 「どうせ無理」と思っている君へ 植松 努 著 一人なら、思い通りにスイスイできます。 でも、それは一人分です。一人できないことは、一緒にやってくれる人を見つけなければなりません。 そんな人を見つけるのは難しいし、見つかっても自分の思うようにはならない。 それでも投げ出さずに、人とかかわり続けることで、一人ではできないことができる。 本当の仲間ができていきます。 (P151より 抜粋) 次回のスタッフブログもどうぞお楽しみに♡